先日伺った京都寺町の一保堂さんで、月影という名の抹茶を見つけた。
白い茶の花のパッケージが可愛らしい。秋の、この時期限定だそうだ。
加賀に戻って、打越製茶組合の吉田さんに、茶の花を見てみたいのだけれど、打越の茶園ではいつ頃咲きますか?と尋ねると、ちょうど今咲いていると教えてくれた。
早速、茶畑に見に行くと、小さくまあるい白い花がたくさん咲いていた。
想像以上に香りが高く、茶畑に行く道のりで、甘い芳香に包まれるほどだ。
絵を書きたいから、一枝だけいただけないかとお願いしたら、良いよと快く許してくれて、一枝摘んでくださった。
私が大変喜ぶと、茶農家さんは次々に摘んで持って来てくれた。
雨が降って足元が冷たく濡れていたのに、ほら、これもまだ蕾がたくさんついているよと、次々に。
その優しさが、嬉しかった。
加賀・打越の茶農家さんがくれた、茶の花。
その花を愛でながら、いただくお茶は、格別です。
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